とにかく結婚したまえ。
良妻を得れば幸福になれるし、悪妻を得れば哲学者になれる。 ――ソクラテス
恋は人を盲目にするが、結婚は視力を戻してくれる。 ――ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク
妻は夫に幸福な二日を与える。
彼が彼女と結婚する日と、彼が彼女を埋葬する日。 ――ドイツの古いことわざ
独身者とは妻を見つけないことに成功した男である。 ――アンドレ・プレヴォ
CLASSY.5月号の「『価値観』が合わないと結婚できませんか??」のページを
読みながら、つらつらと結婚にまつわる箴言の数々を思い出しました。
ぼく個人は結婚に対してこれほどネガティブなイメージ(笑)を
持っていたりはしないのですが、
まあ先人たちがわざわざ後世の我々に向けて
警句を発しているということは、
少しは耳を傾けるべき何かがあると思うべきなのでしょうか。
レトリックとしては好きだけれど、なんだかなあ。
申し遅れました、編集部の田頭です。
嗚呼、まだ結婚もしていないのにいきなり哲学者モードに突入です。
ちなみにぼくの敬愛する落語家の立川志の輔師匠は、
結婚(というか男女の相性)でいちばん大切なのは
「笑いのツボが合うこと」だと高座でおっしゃっていました。
曰く、悲しいことについての感性は、人間ってあまり個人差がない。
特に島国に生きてきた日本人は、泣くツボがかなりの確率で一致するんだとか。
なるほど、そう言われてみると、
共感する人が多いからかいわゆる「お涙もの」はヒット作に恵まれるものだし、
大勢の人の記憶に残るものが多いですよね。
日本でいうと「忠犬ハチ公」「一杯のかけそば」「火垂るの墓」
・・・新しくは「セカチュー」あたりがその好例でしょうか。

ところがこと何を「面白い!」と感じるかについては、
同じ日本人だろうが血の繋がった家族だろうが、
その「ツボ」はまったく違うんだそうです。
志の輔師匠は、だから大勢の人を一度に笑わせるのは難しいし、
私らのような商売が成り立つンですけどねェ、と続けておられましたが、
パートナーと「笑いのツボ」が一致するということ――それはとても貴重なご縁と言っていいんだそうです。
そう考えるとずいぶん気楽ですよね。
一緒に笑えりゃいいわけですから、
難しくもないし、明るく楽しく結構な話です。
結婚なんて簡単にできそう、って気になってきます(笑)。
写真は志の輔師匠の新作落語『ガラガラ』のDVDでありますが、
婚活スポットとして実はお笑いライブはありなのではないかとご提案しておけば、
お後はよろしいことでございましょうか(笑)。
蛇足として結婚にまつわるぼくのいちばん好きな言葉を❤
私の業績の中で最も輝かしいことは、 妻を説得して私との結婚に同意させたことである。
――ウィンストン・チャーチル